解説記事:ポジ新一BB劇場「別れの夢」
ニコニコ動画に投稿した、ポジ新一BB劇場「別れの夢」の解説記事です。
ポジ新一BB劇場「別れの夢」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38073668
字幕無しのため、内容が意味不明な感じになってしまいましたが
大まかな内容は以下の通りです。
【内容】
①冒頭、野獣は悪夢にうなされており、そこで遠野が泣いているのを見つける。
声をかけるも、遠野はお辞儀をして、消えてしまい、そこで目覚める。
②起きてから、恋人である遠野(野獣部屋の左下に写真がある)に何か不幸があって
夢でそれを教えてくれたのではないかと思った野獣が
遠野に電話をかけるも繋がらず、不安に思い、自宅に向かう。(道中で本社も爆破)
③遠野の家に着くと、遠野は普通にいる。
電話に出なかったのは、ヘッドフォンをしていて気付かなかったからだと気づく。
結局、ただの夢だったと安心する野獣。
④安堵からの笑い⇒大胆な告白⇒ホモセ
⑤遠野家を出て一服する野獣。ここで外の世界の色相がおかしいのは
野獣の魂があの世に近づきつつあることを暗示している。
(三途の川の場面も色相が変だった)
ただ、野獣には普通の景色に見えている。
また、ここから野獣の影が無くなっており、死期が近い。
(夢の中では、遠野に影があるので、死ぬのは遠野ではないことが分かる)
⑥爆破された本社跡地とクリーニング屋の曲がり角に
三途の川の橋を渡った向こう側(=あの世)にいた
GO(=死神あるいは神)がチラチラ野獣を見ており
野獣の死が近いことをここでも暗示。まだ、野獣にはGOが見えていない。
⑦クリーニング屋を左に曲がる際に、右方を確認しない野獣。
すると、後ろからMURカーが猛スピードで突進してきて
あわや、引かれる寸前に走馬灯がよぎる。
⑧夢で見た景色が鮮明に蘇り、あれが三途の川であったこと
死に近づいたことで、GOが先ほど、自分が歩いてきた道のりにいたこと
そして、あの「別れの夢」は、遠野が死ぬ前に自分に別れを告げるものではなく
死にゆく自分へ遠野が別れを告げるものだったということに気付く。
⑨自虐的になりながらも、すぐに冷静になり(半目野獣)
遠野の幸せを願いながら、死を受け入れて、走馬灯が終わり
MURカーに引かれて死亡エンド。
【完】
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原作だと、1ページしかない超短編です。
内容も、動画より、もっと淡泊で、電話で相手の生存確認してから
あの夢は自分が死ぬ夢なのでは? と疑った瞬間、車に引かれるというオチです。
BB劇場化で無駄に引き延ばした結果、こんな分かりにくい展開になってしまいました。
ショートショートはもっとシンプルで良いんですよねえ。
無字幕のせいで、余計に分かり辛さに拍車がかかってしまい、解説記事を書くハメに…
編集技術もイマイチですね。センスの限界です。
個人的に演出よりもストーリーを重視する方なので、演出で勝負をするのは諦めます。
勝ち目が無いですし、つくっていて時間がかかってシンドイですからね…
量質転化の法則を用いるためにも、何はともあれ、数をこなしていきたい所さんです。